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2010年07月09日 の記事一覧

航空無線の世界

1ヶ月ほど前、ちょうど学園祭の前ほどのこと、

以前から買おうと思っていたマルチバンドレシーバーを買いました。

ユピテルのHR-500というやつです。

使用目的はもちろん航空無線!!

てなわけでそれ以来ちょくちょく聴き取っています。

まあ、ここ山梨は飛行場もほとんど無いに等しいので飛行場の

管制用無線は聞けません。

その代わり、上空を飛ぶ飛行機が航空路管制を受けているのが聴けます。

どういうものかというと、空の道路である航空路を通行する飛行機を

管制するためのものです。

山梨で聴けるのはコールサイン「東京コントロール」というところのものです。




どういう交信が行なわれているかというと、

たとえば、

「TOKYO CONTROL.JapanAir 179.
 
 Request climb to flight level 312.
 

 (東京コントロールへ。こちら日本航空179便。
  
  高度31200フィートへの上昇を要請します。)


           注)航空機側のコールサインは架空です。










 TOKYO Control.AllNippon 216.

 Request hedding 270, do to weather.


 (東京コントロールへ。こちら全日空216便。

  悪天候の回避のため、針路を磁方位270度へ変更することを要請します。)



                注)航空機側のコールサインは架空です。



こんな感じです。

ほとんどの場合、パイロットは日本人なので聴き取りやすい日本語なまりの英語

なんですが、たまに本格的な英語が飛び込んで来ます。

エア・カナダのとかが入ったことがありますね。

そうなるとかなり早いので聞き取れません・・・。

まだまだですね・・・。






あと、


TOKYO CONTROL.SkyMark 199.

Roger.129.7.  

Good day.


(東京コントロールへ。スカイマーク199便。

 了解。周波数を129.7に変更。
  
 さよなら。)





こんなこともありますね。

飛行機は飛行中、様々な管制域を通りますが、そのたびにセクターが違うので

周波数も違います。

すると、管制官から次に使う周波数を指示されます。

航空無線の世界では相手の行ったことを復唱するのが決まりなので

管制官の指示した周波数をパイロットが言ってくれるんで聴き取れます。



(地上では管制塔→飛行機の交信は聴けませんが、

     飛行機→管制塔の交信は聴けます。)



すると、周波数を追っかけることが出来るんです。

なかなか面白いですよ。


コールサインについてですが、
 
    日本航空・・・・・・Japan Air

    全日空・・・・・・・All Nippon

    スカイマーク・・・・Sky Mark

    エア・カナダ・・・・Air Canada

         このあとに3~4桁の数字がつきます。

         
           こんなとこが聴いたことのあるものですかね。

           圧倒的にJapanAir と AllNippon が多いです。



あと、Good day.  や   Thank you.

   Godd night.  や時には  Bye bye.

   なんて言葉も聴けます。

   外国人パイロットだと気さくな感じで、
   
   日本人だとちょっと硬いですかね~~~。




ちなみにですが、航空無線特有の読み方があって、

  たとえば数字の9、「ナイン」とよむのが普通ですが、
  
  航空無線では「ナイナ」と読みます。


アルファベットは誤認を防ぐためにフォネティックコードというものがあって、

Aは「アルファ」、Bは「ブラボー」、Cは「チャーリー」

                        ・・・・・・・・・・・Zは「ズル」という感じです。






こんなところでおしまい。

航空無線はただの記号のやり取りではない、ってことです。

ここんとこ飛行機のことばっか書いてるんで怒られてしまうかも。

まあ、いいや。書きたいことを書きましょう。

じゃあ、Bye bye!
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